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カナダ政府がフランス語留学生向け学生ビザプログラムを発表!カナダ政府のフランス語移民政策の強化

投稿日:2024年8月16日

更新日:2024年8月28日


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2024年8月14日、マーク・ミラー移民大臣は、カナダ全土のフランス語コミュニティにより多くの留学生を受け入れるための新しい試験制度を発表しました。


フランス語マイノリティコミュニティ・パイロットプログラム(FMCSP)

カナダ移民局(IRCC)の発表によると、フランス語マイノリティコミュニティ・パイロットプログラム(FMCSP)は、アフリカ、中東、南北アメリカからの留学生とその家族は、学校終了時にカナダを出国することを証明する必要が免除されます。さらに、必要な残高証明の金額は、学校のメインキャンパスがある自治体の低所得者基準額の75%に調整されます。また、これらの学生はプログラム修了後、永住権への直接的な道が開かれ、定住サービスを利用できるようになります。

この試験制度は2024年8月26日に開始され、初年度の受け入れ人数枠は2,300人。この上限は2025年8月に見直しされます。

パイロットプログラムとは、「期間限定で試験的に実施するプログラム」という意味です。カナダ移民局がパイロットプログラムを導入する目的は、移民局が新しい永住権カテゴリーを作るする前に、一定期間、試験的に実施することで、新カテゴリーを設定する上でのリスクを最小限にし、カテゴリーが常設した際の経済効果の予測を行い、効果的な移民計画を立てることです。


新パイロットプログラムの申請資格

申請資格を得るには、カナダ政府の参加指定教育機関(DLI)からフランス語マイノリティコミュニティ・パイロットプログラム(FMCSP)に申請する旨の入学許可書が必要です。プログラムは以下の基準を満たしていなければなりません。

  • 高校より上の学校プログラムであること。
  • フルタイム就学であること。
  • 修業年限が2年以上であること。
  • 学位(Degree)またはDiplomaが取得できること。
  • 学校でフランス語が主要言語であること(授業の50%以上がフランス語で行われる)。
  • また、以下の国籍の学生が対象です。
    Benin – ベニン
    Burkina Faso – ブルキナファソ
    Burundi – ブルンジ
    Cabo Verde – カーボベルデ
    Cameroon – カメルーン
    Central African Republic – 中央アフリカ共和国
    Chad – チャド
    Comoros – コモロ
    Côte d’Ivoire – コートジボワール
    Democratic Republic of the Congo – コンゴ民主共和国
    Dominica – ドミニカ国
    Republic of the Congo – コンゴ共和国
    Djibouti – ジブチ
    Egypt – エジプト
    Equatorial Guinea – 赤道ギニア
    Gabon – ガボン
    Guinea – ギニア
    Guinea-Bissau – ギニアビサウ
    Haiti – ハイチ
    Lebanon – レバノン
    Madagascar – マダガスカル
    Mali – マリ
    Mauritania – モーリタニア
    Mauritius – モーリシャス
    Morocco – モロッコ
    Niger – ニジェール
    Rwanda – ルワンダ
    Saint Lucia – セントルシア
    São Tomé and Principe – サントメ・プリンシペ
    Senegal – セネガル
    Seychelles – セーシェル
    Togo – トーゴ
    Tunisia – チュニジア

新パイロットプログラムの特徴

フランス語マイノリティコミュニティ・パイロットプログラム(FMCSP)の学生は、配偶者、コモンローパートナー、または扶養している子供を同伴することができます。参加者の配偶者やコモンローパートナーは、オープンワークパーミットを取得することができます。

特筆すべき点として、パイロットプログラムに参加する学生は、カナダの留学生プログラムに関する最近の変更点の多くが免除されます。例えば、学校から州証明書(PAL)を取得する必要はなく、参加者は移民局が規定する留学生申請の処理上限に含まれません。


フランス語イニシアティブに加わる新たなコミュニティ

ミラー大臣はまた、新たに10のコミュニティを「Welcoming Francophone Communities(WFC)」プログラムに加えることを発表しました。このプログラムは、カナダ全土でフランス語を話す新住民の受け入れと定住を支援することを目的としています。このプログラムを通じた新移住者定住サービス(コミュニティ形成、技能開発、雇用支援など)は、移民局と参加コミュニティが提供する。
すでにこのプログラムに参加している14のコミュニティーに加え、ミラー大臣は以下のコミュニティーも参加することを発表しました。

選ばれた新しいコミュニティー
British ColumbiaNanaimo
ManitobaRed River (Ritchot, Salaberry, Montcalm, and St-Pierre-Jolys)
Nova ScotiaChéticamp (including St. Joseph du Moine)
New BrunswickBelle-Baie (including Bathurst and the Pabineau First Nation)
New BrunswickCaraquet (including Rivière du Nord and Hautes-Terres)
New BrunswickRestigouche West Region (Saint-Quentin and Kedgwick)
SaskatchewanPrince Albert
OntarioCornwall
OntarioCochrane District (Route 11 Corridor)
OntarioLondon

これにより、WCFに参加するコミュニティの総数は24となりました。これは、国内での英語とフランス語(どちらも公用語)の使用、特にケベック州以外でのフランス語の使用のバランスを見据えた、フランス語移民戦略の一環です。


カナダのフランス語移民政策の背景

これらのプログラムは、カナダのフランス語移民政策の一環です。今年初め、カナダ移民局は、カナダへの新規入国者の6%がフランス語話者であることを目標としていると発表しました。

さらに、カナダの公用語法では、移民大臣が「人口的比重を回復・増加させることを含め、カナダにおけるフランス語系少数言語コミュニティの活力を高めるためのフランス語移民に関する政策」を採択する義務を強調しています。

新プログラムは、フランス語を話す移民を増やすためにカナダ移民局が行っている施策のひとつです。また、移民局は、フランス語能力を持つエクスプレスエントリーの候補者に対して、ダーゲットドローイングで、多数のInvitation to Apply(ITA)を発行していて、今後もそれが続くことが予想されます。


移民コンサルタントからの一言

今回の発表は、日本国籍の方には直接関係が無いものですが、カナダ移民局が、フランス語力の高い外国人に優先的に永住権を付与していく方針であることがよくわかる動きです。今後は、言語に自信のある方は、フランス語習得にも力を入れていくと、より永住権が取得しやすくなると思われます。

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