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2025年12月、ブリティッシュコロンビア州(BC州)は、2026年にBC州ノミネーションプログラム(BCPNP)で州が推薦できる人数(州ノミネーション枠)を公表しました。これは、カナダ全体で最初に2026年分の配分を明らかにした州となります。
2026年、BC州に割り当てられた指名枠は「5,254人」
連邦政府からBC州に割り当てられた、2026年の州指名枠は合計5,254人分です。一見すると、前年より増えているように見えますが、実はこの数字には注意が必要です。
BC州は本来、「労働力不足に対応するため、2026年は9,000人分が必要」として連邦政府に要請していました。しかし、実際に認められたのはその約6割弱。州の希望よりも大幅に少ない配分となりました。
なぜ「増えているのに厳しい」と言われるのか?
背景を理解するために、2025年の状況を振り返る必要があります。2025年の初め、BC州に割り当てられていた指名枠は4,000人分でした。ところがその後、年の途中で 2回にわたって追加配分 が行われました。その結果、2025年の最終的な指名枠は合計6,214人分 となっています。
つまり、
- 2025年:6,214人
- 2026年:5,254人
という比較になるため、実質的には「前年より減っている」 という印象を持つ関係者も多いのです。
それでも悲観しすぎる必要はない理由
BC州政府は、今回の発表と同時に、
- 連邦政府(IRCC)と引き続き協議を行うこと
- 追加の指名枠が与えられる可能性があること
を明らかにしています。
実際、2025年も年の途中で配分が増えた経緯があり、2026年も同様の追加が行われる可能性は十分に考えられます。
カナダ全体では「PNP重視」の流れが続いている
カナダ政府が発表している移民計画を見ると、各州ノミネーションプログラム(PNP)は今後さらに重視される方針が示されています。
- 2025年:PNPによる永住者受け入れ目標 全州合計 約55,000人
- 2026年:PNPによる永住者受け入れ目標 全州合計 約91,500人
これは、わずか1年で大幅な増加です。つまり、国全体としては「州が必要とする人材を、州主導で受け入れたい」という方向性は変わっていません。
これから永住権を目指す日本人の方へ
今回の発表から読み取れる大切なポイントは以下です。
- 各州ノミネーションプログラム(PNP)は今後も重要な永住権ルートである
- ただし、枠は無限ではなく、州ごとに厳選される傾向が強まっている
- 「どの州で・どんな立場で・どんな経験を積むか」がますます重要になる
これからは「とりあえずカナダに来てから考える」よりも、「将来の永住を見据えて、最初から戦略を立てる」ことが求められる時代です。
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このニュースはブリティッシュ・コロンビア州政府の公式発表を元にビザJPカナダが内容を整理し、わかりやすくまとめたものです。
出典:BC Provincial Nominee Program – News(英語)
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