更新日:2024年7月5日
カナダの一般的な教育制度
カナダ教育制度は、各州が統括しています。カナダの公立学校では小・中学校だけでなく,高校の17歳になるG12までが義務教育とされ、教育費は州政府が負担し無料になります。
ただし、就学費が無料となるのは公立学校に通うカナダ居住者のみとなり、留学生は授業料を支払います。カナダ居住者には、市民権、永住権保持者、親が就労ビザ、または大学、大学院、カレッジなどに通うための学生ビザ保持者であるなどの条件があります。
Kindergarten(1年間) | 一般的にG1以上の子どもが通学するElementary Schoolに併設され学区が居住地で分けられています。 |
---|---|
Elementary School(7年間)Grade 1-Grade 7 | 6才から12才まで。 |
Secondary School(5年間)Grade8 – Grade 12 | 13才から17才まで。高校卒業資格を得るため、Grade10, 11, 12の3年間では既定の単位を取得することになります。 |
教育制度は居住している州によって異なる点がありますが、上記が最も一般的なものとして、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州で施行されています。
カナダのセメスター制度とは
カナダの教育システムは、一般的にセメスター制を採用しており、学年は2つのセメスターに分けられます。第1セメスターは9月から翌年1月まで、第2セメスターは2月から6月までです。6月の終わりから9月の新学期開始までは夏休みとなります。これに対して、日本では新学年が4月に始まり、学年の変わり目も4月1日です。カナダでは新学年のスタートが9月であり、各学年の生徒は原則として同じ年に生まれた子供たちで構成されます。
カナダ学年早見表:2024年9月にスタートする新学年の場合
学年(カナダ)/Grade | 学年(日本) | 対象児童 | 就学時年齢 |
---|---|---|---|
Kindergarten(K) | 幼稚園 | 2019年生まれ | 4-5歳 |
G1 | 小学1年生 | 2018年生まれ | 5-6歳 |
G2 | 小学2年生 | 2017年生まれ | 6-7歳 |
G3 | 小学3年生 | 2016年生まれ | 7-8歳 |
G4 | 小学4年生 | 2015年生まれ | 8-9歳 |
G5 | 小学5年生 | 2014年生まれ | 9-10歳 |
G6 | 小学6年生 | 2013年生まれ | 10-11歳 |
G7 | 中学1年生 | 2012年生まれ | 11-12歳 |
G8 | 中学2年生 | 2011年生まれ | 12-13歳 |
G9 | 中学3年生 | 2010年生まれ | 13-14歳 |
G10 | 高校1年生 | 2009年生まれ | 14-15歳 |
G11 | 高校2年生 | 2008年生まれ | 15-16歳 |
G12 | 高校3年生 | 2007年生まれ | 16-17歳 |
【注意点】
- 学年は生まれ年に分けられることが基本となります。
- ブリティッシュコロンビア州の一般的な公立学校の制度を参照しています。
- オンタリオ州はKindergartenは2年間あります。
カナダの教育制度では、学生は幼少期にプリスクール(Pre School)やキンダーガーデン(Kindergarden)に通うことができ、その後、初等教育の1年生(Grade 1)から始まります。このシステムでは、生徒は小学校の1年生から高校の12年生まで、1年生から12年生という連続した数え方で進級します。たとえば、日本の中学1年生はカナダでは「7年生(Grade 7)」、日本の高校1年生は「10年生(Grade 10)」に相当します。
地域によって異なる場合もあるものの、カナダでは小学校(Elementary)7年間、高校(Secondary)5年間と区分けされている地域が多く、これにより12年間の教育が行われます。また、小学校(Elementary)、中学校(Middle)、高校(Secondary)に分けて構成される地域もあります。
カナダと日本の学年の割り当てには大きな違いがあります。日本では、4月2日から翌年の4月1日生まれの子どもたちが同じ学年になりますが、カナダでは生まれ年が学年を決定します。新学年は9月に始まり、同じ年に生まれた子どもたちは全員同じ学年になります。このため、日本のような「早生まれ」という概念はカナダにはありません。
子どもの学費を無料にする方法
Grade12 までが義務教育となり、現地生徒の場合、公立学校は授業料無料となります。親子で留学される場合、保護者のビザステイタスによってお子様が現地生徒として公立学校に通学する方法があり、この方法だと、年間15,000ドル以上の留学生学費が無料となります。大きなメリットのある方法ですが、ビザ申請のタイミング、そのために必要となる申請資格や準備を整えることは容易なことではありません。要所要所で、状況を見計らった上での適切な判断が多く必要となります。
家族移住、教育移住のご相談はビザJPカナダへ
家族移住、お子様の留学をお考えの際などは、お子様がスムーズに新しい環境に入っていきやすいタイミングとして、新学年が9月に始まること、Elementaryを卒業してSecondary Schoolに入学するタイミング、高校卒業資格取得課程が始まるG10スタートのタイミング、これらを認識されていると良いと思います。家族みんなでカナダに移住しよう!
永住権・ビザ取得なら
今すぐ相談しよう
カナダへの永住権やビザ申請は、自分で行う場合、提出書類が多くて大変で、間違いがないか不安に感じることもあるかもしれません。しかし、本気でカナダへの移住を考えているなら、移民コンサルタントのサポートを強くおすすめします。あなたの年齢、職業、家族の有無などによって、永住権を取得する方法はたくさんあります。専門家の助けを借りることで、自分の状況に合ったプランニングを確実に行うことができます。
プロの移民コンサルントがお悩みを解決
今すぐ無料相談する
移住プランニングから申請まで
ビザJPカナダひとつで完結
移民コンサルタントに相談すると、よりわかりやすく、スムーズに進めることができるでしょう。書類の提出や手続きにおいても安心感が増し、失敗のリスクを減らすことができます。あなたの夢を実現するために、専門家のアドバイスを受けながら、確実にカナダへの新しい一歩を踏み出しましょう。