大麻の影響がある状態での運転や犯罪が永住権やビザに与える影響について
2018年10月より、カナダでは成人の大麻使用が合法化されました。
それに伴い、下記のケースに対し、新しい刑罰が課されます。
- アルコール、大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状態)での運転
- アルコール、大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状態)での犯罪
新しい大麻に関する処罰は、2018年10月17日より実施されます。
大麻に関連する犯罪は、下記を含み、
- 非合法での大麻の製造、配布、販売
- 非合法での大麻の輸出入、大麻に関連する製品のカナダ国境の越境
ほとんどの大麻に関連する犯罪で14年の処罰の対象となります。
2018年12月には、アルコール、大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状態)での運転に対する処罰が実施され、ほとんどの場合、Serious Crime(重罪)扱いとなり、5-10年の処罰の対象となります。
これらの処罰が、永住権保持者や就労・学生・観光ビザでの滞在者に与える影響は重大です。
大麻を含む薬物の影響がある状態(酔った状態)で運転をした場合、罰金、起訴、拘置の対象となるだけでなく、重罪を理由にカナダへの入国が認められなくなります。(カナダ国内、国外で起こった場合を問わず)。
この結果として、永住権保持者は、永住権を失う可能性があり、カナダを退去しなくてはなりません。就労・学生・観光ビザでの滞在者は、カナダへの入国及び滞在が認められない可能性があります。難民申請者は、難民としての申請資格を失う可能性があります。
また、永住権保持者や、ファミリークラス申請中のスポンサーは、審査結果に対する控訴権に影響があることがあります。
