Provincial Nominee Program (PNP)での移民が急成長
カナダ移民制度の評価に関し、CBCニュースは移民局統計を以下のように分析している。
経済移民部門の中でもProvincial Nominee Program (PNP)は各州が労働者を迅速に確保できるとして急成長を遂げているが、以下の州ではPNPがその経済貢献の目的達成に資しているのか疑問を投げかけている。
2008年度の報告
ノバスコシア州―移民後の追跡調査をしていないため、ノバスコシア州PNP移民の州への定着度、さらには経済効果について評価不可能。総合的に情報不足のため評価が十分にできない。
ニューファンドランド/ラブラドール州―移民の定着度不明、投資家クラスからの移民による投資金の具体的用途が把握できない。投資金の利用方法について条件がほとんどない。
2009年度の報告
プリンスエドワードアイランド 政治家、官僚などが地方の企業を保有しているケースがあり、それらの企業に投資移民からの資金が流れている。利権絡みの問題が問われている。
Temporary Foreign Worker (短期就労)としてカナダに入国し、そのままPNPで永住権を取って定住する例が増え続けており、2005年から2009年までの統計でその数は8倍となっている。
