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近況:US Open Tennis女子決勝で思うこと

Leylah Fernandez 選手(CAN)と Emma Raducanu 選手(GBR) 2021 US Open Credit: Susan Mullane

実はふたりのカナダ人対決!2021年USオープン女子決勝

みなさん、土曜日のUS Open Tennisを見ましたか?女子の決勝は、どちらも2002年生まれというふたりの対決でした。イギリスのEmma Raducanu選手は、まだお誕生日が来ていないので18歳。カナダのLeylah Fernandez選手は、5日前にお誕生日が来て19歳。もちろんカナダは、自国の選手が決勝に残ったということで大騒ぎでした。このふたりは、同い年と言うほかにも共通点が。

実は、technically、2人ともカナダ人なんです。
レイラちゃんはれっきとしたカナダ代表としての出場でしたが、イギリス代表のエマちゃんは、カナダのトロント生まれで、カナダの国籍も持っているのです。

カナダで生まれた子供は、親の国籍にかかわらず、カナダ国籍が貰えます。例えば、日本人のワーキングホリデーカップルがカナダで子供を産んだら、子供はカナダ国籍が取れるのです。そして21歳になると、自分で国籍の選択をします。エマちゃんは、幼少期はカナダに住んでいたそうです。

そして、もうひとつの共通点は、ふたりとも移民の子供であること。
レイラちゃんは、エクアドル人の父親とフィリピン人の母親の子供。親の世代でカナダに移民してきました。エマちゃんは、ルーマニア人の父親と中国人の母親の子供。こちらも親の世代でカナダに移民した家族です。

レイラちゃんが今までの会見で何度か言っていたことは、「移民の子供だからできないなんてことはない。両親の移民としての苦難や頑張る姿を見て自分は育ってきた。だからすごく頑張れる。移民も移民の子供も、トップになれるんです」

決勝戦は、近年に見た試合の中でトップクラスに面白い接戦で、Emma Raducanu選手に軍配が上がりましたが、どちらが勝っても文句なし。わたしはもうすっかりこの二人のファンになりましたよ。


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