カナダ移民局では、永住権申請カテゴリーのいくつかを近代化するべく準備をしており、そのひとつとして、2015年の始めに「Express Entry System」という新しい採用モデルの導入を予定しています。このシステムは、申請書の受け取り順に審査を開始する受け身的なものから、カナダで成功するスキルを持つ人の審査を優先させるものに変えるというものです。

Express Entryはフェデラルスキルドワーカー(FSWP)、フェデラルスキルドトレードプログラム(FSTP)、そしてカナディアンエクスペリエンスクラス(CEC)で必須の第一ステップとなります。また、各州ノミネーションプログラム(PNP)に於いて、州で割り当てられたノミネート（推薦）の数を超えて申請があった場合、追加のノミネート（推薦）を認定するためにExpress Entryを使う選択が与えられます。

Express Entryには2つのステップがあります。

初めに、移民希望者はオンラインで自分のスキルや、職歴とその他の経歴を提供して、カナダに移る意思「expression of interest」があることを示します。資格要件を満たす候補者は、第一ステップで提出したexpression of interestをもとに、優先順位が付けられます。

移民局は、カナダで必要とされるスキルを持っていたり、カナダで雇用のオファーがあったりするより優秀な候補者から優先的に、永住権のオンライン申請をするようにと連絡をします。永住権申請は、一部の例外を除き、このオンライン申請の方法以外では申請できなくなります。

以上は、あくまでも現時点での政府からの発表ですので、今後の詳細の発表をお待ちください。