ファミリークラスで、両親・祖父母の申請受付、再開
両親・祖父母呼び寄せのファミリークラスプログラムの申請受付が、2014年1月2日に再開されます。
移民局は、申請受付が再開された折には、両親・祖父母ファミリークラスプログラムの審査期間は、
従来の半分に短縮されるだろう、との見込みを発表しています。
それとともに、2011年以降実施されている、審査期間短縮を目指したアクションプランの第2ステップとして、
以下のような対策が発表されました。
1) 2012年および2013年の2年間で、両親・祖父母向け移民発給件数を50000件にします。
これは20年来のハイレベルの移民発給件数であって、2014年もこのレベルを維持し続けるとのことです。
2) 2011年に新たに制定された両親・祖父母向けスーパービザ制度はこのまま残ります。
このスーパービザ制度は、両親・祖父母が、カナダにビジターとして最高10年まで滞在することを可能とする制度です。
2011年12月にこの制度が導入されて以来、すでに15000件を超えるスーパービザが発給されています
(約86%の申請書類が許可されています)。
3) 2014年1月より再開される、両親・祖父母呼び寄せのファミリークラスプログラムには、新たな審査基準が適用されます。
スポンサーである子供が、両親・祖父母を本当にスポンサーできるだけの経済力があるかどうかの審査が、より厳しくなります。
4) 2014年1月に受け付け再開後、2014年度に受け付ける新たな申請件数は5000件に限られます。
2014年に受け付ける新たな申請件数をこのレベルに抑え、現在未開封の申請書の処理を同時にすみやかに進行させていくことが目的です。
カナダは、「Family Reunification(家族が一緒に暮らせること)」をその移民システムの目標の一つにかかげ、
Family Member(家族)を移民として最も受け入れている国のひとつです。
アメリカ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランドでは、こうした祖父母の受け入れはまったく許されていないか、
あるいは非常に制限された状況でのみ認められているだけです。両親の呼び寄せにしても非常に厳しい制限がされています。
