ビザ・移民申請公認代理人に関する法律が変わりました
2011年6月30日付けで、ビザ申請や移民申請をするカナダ政府公認の代理人について、法律が改定になりました。
この移民法の改定に伴い、移民大臣は、新たな移民コンサルタント協会「the Immigration Consultants of Canada Regulatory Council (ICCRC)」を制定しました。以前のコンサルタント協会「The Canadian Society of Immigration Consultants (CSIC)」は、現在はもう存続していません。
CSICの優良コンサルタントは、ICCRCで引続き公認コンサルタントとして登録することができます。移行期間は120日間で、10月28日までにICCRCに手続き済ませたコンサルタントのみが登録可能となっています。(*)
また、弁護士協会に登録している行政書士も政府公認の代理人に含まれることになりました。行政書士の登録を許可している弁護士協会は、今のところオンタリオ州のみです。
さらに、移民法の改定で、カナダ政府公認の代理人以外の者が行うビザ申請や移民申請関連業務につき、厳しく取締りが行われることとなりました。(**)具体的には、以下のような業務をすると法律に反することになります。これはお客様との契約後のみではなく、契約前の業務も含みます。
- 申請カテゴリーの説明やアドバイス
- どのカテゴリーが申請可能かの査定
- 申請書類の準備
- カナダ政府とのコミュニケーション
- ビザや永住権(移民)の代理申請
- Arranged Employment Opinion やLabour Market Opinion の代理申請
- 移民関連業務についての広告
なお、ご家族や友人などが無償で申請者にアドバイスをする場合は、この限りではありません。
*人材カナダの2名の移民コンサルタントは、どちらもImmigration Consultants of Canada Regulatory Council (ICCRC)にすでに登録が完了しております。
**カナダ政府公認の代理人は、①弁護士協会登録の弁護士 ②ICCRC登録のコンサルタント ③弁護士協会登録の行政書士 のいずれかです。手数料を支払う際には、①~③のいずれかであることを確認してください。
