イースターの思い出
日本でも、東京ディズニーランドなどを筆頭に、イースターを祝うイベントなどが少しずつ増えてきているようですが、こちらカナダでは祝日になるほど大事な日です。
イースターはそもそもイエス・キリストが十字架にかけられて亡くなってから3日目に復活した日をお祝いする日です。復活祭と呼ばれることもあります。春分の日のあとはじめての満月の次の日曜日がEaster Sundayとされますので、毎年日付は変わります。
さて、イースターといえば思い浮かべるのはカラフルな卵とかウサギのマスコットではありませんか?ピンクや黄緑や黄色や、とにかくカラフルでかわいい雰囲気というのが私のイメージです。明るい色彩が、各商品に使用されていて、町やお店が全体的に明るくなるので、待ちに待った春がやってきた!という雰囲気を助長してくれます。
でも、どうして卵やウサギなのでしょう?
卵は、イエス・キリストがお墓からでて生き返ったことを、雛が卵から生まれることにかけ、命の象徴として、扱われます。ゆで卵を作って殻に色を塗ったり、きれいに包装を施すことが多いです。
ちなみにウサギはたくさん子供を産むことや、ぴょんぴょん跳ねる様子から、生命の躍動感の象徴として、イースターに関連付けられるそうです。
一般的なお祝いの仕方は、家族などで集まって過ごします。隠された卵を探すエッグハントというゲームや、卵をスプーンに乗せて落とさないようにしながら走るエッグレースなどがありますが、そうして子供たちがわいわい楽しんでいる間、大人はおいしいご馳走を作って食べて談笑して楽しい時間を過ごします。
なんせ、可愛いものであふれるイースターですから、町ではウサギの着ぐるみにたくさん出会えますし、イースターの日に向けて飾りつけなどを準備するのも楽しみの一部なのです。
私の母はかつてトールペイントという手法のアートが好きで、イースターのために木製の卵型のものに素敵なペイントをしていたのを覚えています。
とってもかわいい卵たちができて、嬉しくなったのもつかの間、幼かった私は、母が卵型のチョコやゆで卵ではなく、食べられない木の卵をペイントしていたことにがっかりした覚えがあります。笑 子供は花より団子ですね。トールペイントは家具などに素敵な模様やお花のモチーフなどを描くことが多いので、なじみのある木のほうが良かったんだと思います。母はトールペイント仲間と楽しそうにいていたような気がします。
子供たちと元気に走り回るもよし、カラフルな雰囲気を楽しみつつアートに勤しむもよし、のイースターです。春が来てみんなハッピー!あとはバンクーバーのお天気が良くなることを祈りましょう♪
ちなみにビザJPカナダは、イースターの祝日は、4月14日~4月17日の間、お休みをいただきます。みなさんはどのようにイースターを過ごされますでしょうか?
Happy Easter!
