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カナダはひとまず安心!ネット・通信業者による個人情報利用のはなし

先週、ダウンタウンでダンスのクラスに参加するため、チケットをオンラインで購入しようと思ったら、名前やメールアドレスだけでなく、住所や緊急連絡先まで入力を求められて、少しびっくりしてしまいました!

 

スーパーのポイントカードもオンライン登録制、素敵なレストランやお店を探すサイトもアプリをダウンロードして利用しないといけない…ネット利用と個人情報は、もはや切っても切り離せない関係となっていることを実感しました。

 

それでも、自分の個人的な情報が自分の手を離れ、知らない人の管理下に置かれることを考えると、その先どのように利用されてしまうのか不安に思われる方も多いかと思います。

 

そんな方に、朗報です!

 

まず、3月28日火曜日に、アメリカではオバマ政権時代に導入された「ネット業者が利用者個人情報を許可なく第三者に販売できないようにする規制」を撤廃する法案が下院で可決され、来週にもトランプ大統領がその撤廃命令にサインするという見通しがたったというニュースが報じられました。

 

つまり、利用者の個人情報は、利用者の意思と関係ないところで、知らない人や会社に売られ、どんな利用のされかたをされるかわからなくなる、ということです。

 

これは、アメリカの方針にならうことも多いカナダで毎日生活している私たちにとっても、ひやっとするニュースだと感じました。カナダでも同じように、個人情報の第三者による無許可利用が許されてしまうのではないか…。

 

ところが本日、カナダはアメリカとは違う方針を採ると報じられました。

カナダのプライバシー委員会とCTRC(カナダラジオテレビ電気通信委員会)は、本人の許可なく、業者が顧客から得た個人情報を第三者に売ることはできない、という方針を決めたそうです。

 

これで私たち個人個人を特定できるような情報は、私たちの許可無く第三者に売られないので、ひと安心ですね!

アプリやオンラインのサービスを使うとき、個人情報の第三者利用を許可しなければ、サービス提供側は私たちの情報を規約に定められた目的以外で使うことはできません。そして、個人を特定できてしまうような情報は、それぞれのサービスの管理下から外には漏れません。

 

なんせ規約文があまりにも長いので、私はよく読みもせずに”同意する”をクリックしがちですが、規約の内容は読んだほうがいいかもしれないですね…(みなさんもぜひ読んでから”同意”しましょう!笑)

 

ちなみにビザJPカナダでは、みなさんの情報を同意なしにカウンセリング目的以外で利用することはございませんので、ご安心ください。

 

今回は、カナダがアメリカとは独立した意思決定をしたということも、カナダで生活している個人としては、安心できる要素だと思いました。

 

他の国から刺激を受けることにはオープンでありたいですが、自分たちの国が本当に向かっていきたい方向を考えたときに、周りの国に惑わされず、自分たちの意思決定ができる国は頼もしいなと思います。

 

カナダの魅力を再発見する機会となったニュースのご紹介でした!

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