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高卒の私がグローバル?何も無いと嘆き続けた高卒な私がカナダの永住権を申請するまでのお話

投稿日:2013年8月25日

更新日:2024年2月25日

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さて、今日は弊社ビザコンサルティングサービスを利用し、現在永住権申請中の方にインタビューを行って参りましたので、ご紹介させて頂きます!

この方は日本で学歴に対してコンプレックスのあった人で、今回インタビュアーを勤めさせて頂いた私自身も高卒という課程を経て、現在カナダへ移民した一人として非常に共感出来る物がありました。

特殊なスキルや類まれな経験を得ている人で無ければカナダの永住権を得られない、なんてそんなことは無く。いつ本気になって考えるかが大事なんだと思わせてくれる記事ですので、是非ご覧ください!

 

ザ・高卒でダメな私の話

勉強が苦手な人って普通にいると思います。茶髪にピアスして友達と遊び続けて気がついたら高校卒業して。友達と遊ぶためにバイトして、マジメに勉強してる人の事は私とは別世界の人だくらいに思えて、先生に呼び出されて「お前はやれば出来るんだから勉強しなさい」みたいなことを言われて更にヘコむ人って普通に私だけじゃないと思います。

今の世の中って、そんな人達には厳しいですよね?勉強は出来る人、出来ない人がいるのに、勉強が出来ない人(大学に行かない人)=ダメで非常識な人間って言うような烙印にいつもイライラしていました。

今日お話するのはそんな私の復讐劇(?)のお話です。復讐劇と書きましたが、大卒が超頑張って「グローバルになるんだ!」みたいな事を言ってる中、高卒である私が国際人として他国の永住権を獲得し、私はグローバルな人間だと言っても過言では無いまでになる経緯のお話です。誰かに必要とされるのに学歴なんかは関係ないんだと、今だから言える私のお話です。

 

私の昔話

中学校での成績も悪かったので、偏差値が低い都立高校に通っていましたが、友達に会いに行く為だけに行っていました(笑)

すごく駄目な生徒だったと思います。勉強が嫌いで、頑張ったのは体育ぐらいです。勉強が苦手で授業についていけなくなり、苦手だから更に嫌いになっていく・・・という悪循環な毎日で、なんで高校へ行ったのか。中退しようかとも真剣に考えた時期もありました。

そんなとき、支えになってくれたのは、バイト先の仲間たちでした。

私は、ファーストフード店で週に数回働いていたのですが、その中には中退して働いていた子もいましたが、後悔していた子もいたし、毎日朝夜逆転の生活を自分がしたいか・・・悩みました。ここでの出会いがあったからこそ、今の自分があるのだと思います。

 

高卒の私と進学した友達

高校の3年間、成績は悪かったものの出席日数がクリアしていたので、卒業できました。もちろん大学・専門学校には通う気はなく(入学できるほどの成績もなかったが正しいです)、フリーターを選びました。学校の進路相談をまじめにやっていたらこんなことになっていなかったのかもしれませんが、茶髪、ピアスなどで正社員として雇ってもらえる会社が卒業するまでに見つかりませんでした。なので、卒業してからも高校時代から働いていたファーストフード店で引き続き働いていました。

それから数年くらい経ったころ、同窓会がありました。皆大学を卒業していて、久々に会う同級生たちが別人になっていたことに凹みました。

そして、皆やたらと私に聞いてくるんです。「これからどうするの?」って。この言葉の裏には「アナタは私達大学生と違って高卒なんだから、もっと危機感持った方が良いよ。私達大学生と違ってあなたなんか必要とされるはず無いんだから(笑)」と言われているような気がしてなりませんでした…

完全に自分ひとりが取り残されていた気分になって、楽しみにしていたはずの同窓会を途中で帰ってきてしまいました。

 

見返したい、見返したい

「見返してやる…」と本気で思いました。

翌日、とりあえず髪の毛を黒く染めました。で、求人雑誌で仕事を探したり、ハローワークへ行って、パソコンスキル講座などを受けました。「何をしたい?」って夢がない自分にも焦りが出ていたんだと思います。同級生が初任給で時計買ったとか、旅行へ行ったとか、親にご馳走した・・・って言っていて、私は実家で何もしていない・・・という惨めな自分とさようならしたかったのも凄く大きかったです。

そして、やっと正社員で雇ってくれた「洋食屋」。

もともとファーストフード店で働いていたし、サービス業が好きなのでここでのウェイトレスとで働いていた時間は楽しかったですし、いきいきしていたと思います。

毎日のように来るお客さんがいて、その人がある日カナダ人と一緒にご飯を食べに来たんです。もちろん私はまったく話せないですし、ただただ無駄に「Yes、Yes、Yes」と言っていた記憶があります。

その数日後、いつものようにその常連さんがきたので、「すごいですね。英語が話せるなんて」って言ったら「留学したらいいじゃん」って言われたんです。その時は、笑って「無理ですよ~」って話を流しましたが、家に帰って少しずつ「やってみたい。と、いうか高卒の私がグローバル人間になったら皆を見返せるんじゃ…」という気持ちになってきました。

その日から連日、留学に関する情報をインターネットから探し、留学エージェントに問い合せてたり、留学フェアーにも行きました。いくつかの学校ブースで話を聞いて、予算が足りないという事が判明、親にも勉強するからお金を貸してとも言えず(真面目に勉強してこなかったという事があり)、諦めなくてはいけないのかと思っていたところ、ワーキングホリデーというプログラムを紹介して下さった方がいたのです。

詳しく条件を聞いてみると、私でも参加できそうという事がわかりました。ワーキングホリデーで働くことができるので、予算は少なめで済むし!

でも、どの国へ行く?

となった時、単純にお店で会ったカナダ人はバンクーバー出身と言っていたので、バンクーバーと即決まりました。

 

無謀な挑戦と言われたけど

始めての海外。初めての長期滞在。親元を離れたのも初めて。

日本からホームステイとESLに1ヶ月申し込みしました。自分のお金で来ているので

真剣さも違います(親には申し訳ないのですが・・・)。まずクラスで日本人以外の人と一緒に勉強するのも始めてで、どう質問していいのか。質問するタイミングは?って最初はどうしたらよいのかよく分からなかったのですが、隣に座っていたメキシコ人の子が色々と親切に教えてくれたお蔭でクラスにも早く溶け込めました。

学校へ行きながら、仕事も探さないと金銭的に1年持たないかも・・・と思うようになり、学校のカウンセラーに教えてもらいながら友達と一緒にレジュメを書いてみて、学校の先生にチェックしてもらって、学校帰りに配るようにしました。私は事務の仕事をしたことがないし、英語にもまったく自信がなかったので、これまでの経歴を考えてレストランを中心にレジュメを配りました。そうしたら、数日後に面接に来ないかという電話が日本食レストランからあり、片言の日本語が話せる香港系のオーナーとの面接をしました。面接は簡単、レジュメを見ながら「ビザいつまで?」「いつから働ける?」「黒い服を着てきて」。英語があまりわからない私でもなんとか理解できました。

 

日本での非常識はこちらの常識

そして勤務初日、10時に来てと言われたので、少し早めの9時45分に行ったけど、スタッフは誰も来ていない。約束の10時になってしまうと心配していたら数人のスタッフがお店の入り口に来て、オーナーも登場。勤務開始時間ピッタリにスタッフがくるなんて、日本ではあまり考えられないかも、と思いました。

そして、お店のルールを教わりながら、ランチタイムスタート。

日本のレストランで働いていた経験があったので、何とか動くことはで来ましたけど、

すごい数のお客様が11時45分から13時まで続きました。オフィス街にも住宅街にも近い場所にレストランがあるので、平日は働いている人が、休日はファミリーがランチを食べにきます。

私の仕事は、食べ終わった食器をひたすら下げて、お茶を入れて、お客様が帰ったらすぐ次のお客様が入れるようにセットアップすることでした。オーダーは取らないので、まだメニューも覚えなくてよいという事でした。

日本と違うなと思う事が多々あったのですが、特に日本の要領でビールを入れた時「ビールを入れる時に泡が多い」って指摘されたのには驚きました。「え?日本では泡も少しあった方がおいしいのに」って思いましたが、カナダではビールの泡にお金を払わないということで、泡はグラスのふちに少しだけという事でした。勉強になりました。

ランチタイムの5時間勤務を週6日続けて、試用期間と呼ばれる3か月間続けました。あまりに忙しくてマネージャーから指示される以外、他のスタッフと話す機会がなかったのと、英語がうまく通じなかったのもありますが、それが良かったのか、オーナーから「真面目」という太鼓判を押され、ディナーのシフトにも入れてもらえるようになり、そしてオーダーも取って良いという事なりました。

すごく、嬉しかったです。

何をしても中途半端な私、人から褒められることになれてなくて・・・

実は、試用期間中のランチタイムの忙しい時に、料理をサーブするときに食器を落としてしまい、すごく怒られるかと思ったら、「怪我はない?」って私のことを心配してくれて、マネージャーは即お客様に誤り、他のスタッフは割れた食器を片づけ、キッチンでもすぐ料理を作ってくれたのです。この連携プレーに感動して、このお店で長く働きたいと心から思うようになりました。

ちなみにですが、後から知った話しなんですが、日本人は正直ほとんどの人が真面目と言われるそうです。私は日本では普通にバイトしたり働いたりとしていただけなんですが、時間通りに来るとか、言いつけを守るとか、そういう日本では当たり前の事がこっちでは真面目と評価されるという話しでした。

 

移民を意識し始めたオーナーの一言

働き始めて7ヶ月が経ち始めた頃、スタッフミールを取っている時にオーナーに「ワーキングホリデービザが切れた後はどうする?」って聞かれました。カナダが好きだから、1年で帰るのはもったいないし、もし残れるなら残りたいと言いました。でも、私のような特技がない人は無理だと思っていましたから。そうしたら、オーナーが友達のお店でワーホリの日本人の子にビザを取ってあげたらしい。だから、もし助けが必要なら私もサポートしてあげたいと思ってるから、調べてみたらと言ってくれました。

「え!今なんと?」と聞き返してしまうほど、びっくり発言でした。

その日から、いろいろと調べました。

まるでワーキングホリデービザを取得するときのように。

移民コンサルタントのオフィスへ行ったり、ビザのセミナーに参加したり、友達にも聞いたりと、いろいろと調べていくうちに「移民」というもっともっと長くカナダに滞在できる方法が私にもあるという事がわかりました。

それは、私のようにサーバーで働いている人が9ヶ月間、同じレストランで働いていると申請できるもので、「BCPNP ELSS」という方法でした。

でも、レストラン側にも条件があるので、オーナーに移民コンサルタントから頂いた「BCPNP ELSS」の説明が書いている紙を見せたら、「OK、OK」って、条件があっているから、これで申請したら?って軽い感じでOKしてくれました。

「え~こんな何もない私をサポートしてくれるの」って泣きそうな位、感動しました。そうしたら、オーナーが「一生懸命働いてくれていたから、これからもこのお店で働いて欲しい」ということでした。

私は本当に何も無かった方だと思います。振り返るとただ日本人であるということだけが私にとって大きなアドバンテージになっていたような気もします。

でも『日本を出る』というたった一つの決断が、私をここまで引っ張ってきたのでは無いかと思い、今ではあの時の自分に『ナイス!私!』と言ってあげたいです(笑)

始めは大卒の友達を見返したいと言うどーしよーもない何かから始まった私の快進撃は今のところ順調です。これからカナダの永住権を得て、何をしようかと心を踊らせて明日も仕事を頑張ろうと思います。

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